婚約者を捨てて浮気相手と付き合うようになるまでEpisode3(お家デート編)

前回までのあらすじ

 

当時は、彼氏から逃げる口実を彼に求めていたのかもしれません。

しつこいLINEや、次々と埋まっていく2人の予定。
婚前旅行の準備や親への挨拶。

全てが息苦しくて、彼の声を聞くのも嫌だった。
そこにたまたま自分を好きだと言ってくれるタイプの男性が現れた。

その彼と明け方近くまでドライブデート。

帰宅後、お礼のLINEをすると、「こんなに一緒にいて楽しい子はいない。正直みあちゃんのこと気になってる」というニュアンスの返事が来ました。

私も彼氏以外の人と居て、あんなに笑ったのは久しぶりでした。

またデートしたいと思いましたが、もうすぐで任期が終わり、ここのホテルを去る私。

この関係が続く方が難しい。
ここを去って地元に戻ったら、彼氏ときちんと向き合って、流れに身を任せて結婚するんだろうな。

そう思っていました。

フロントの彼とは相変わらず毎晩のようにLINEをしていました。

 

 

先輩からのアドバイス

 

「そういえば最近、彼氏の話聞かないけど元気なの?」

職場で一番お世話になっている先輩。

その先輩は、母親と同じくらいの年齢の方で、私が来た当初から可愛がってくれた人なんですけど、

たまに核心のついた質問をしてくるので、ドキッとする。笑

「あー、なんか最近、連絡取るの面倒くさくなってきちゃって…」

「え!?あんなにラブラブだったじゃない!どうしたの?」

「LINEしたり電話する時間を、他に充てたいなーって…そしたら彼氏が最近怒ってきて。」

「彼氏寂しいんだよー。
異常なくらい連絡取り合ってたもんね。

でも、まぁ付き合って2年でしょ?頻度減らすくらいいいんじゃない?
どうせ結婚するんだし、今までみたいにラブラブだったの、逆に凄いよ」

そういうもんなのかぁ。

 

 

彼氏との連絡頻度

連絡が億劫になってきたのは2週間くらい前からでしょうか。
アメブロでブログを書くのにハマりだして、彼氏への返信が10分から30分、1時間後、3時間後と遅くなっていきました。

それまではLINEは即レス、夜はどちらかが寝るまで電話していたので彼氏は不審に思ったらしく。

「最近返事遅くない?何してたの?」と聞かれてるようになりました。

スマホやパソコンいじってたなんて言ったら「じゃぁ返事ちょうだいよ」って言い返されそうだったので、

「最近、職場で仲良くなった子がいてさ、同じ寮だから部屋に転がり込んだりして、最近ずーっと一緒なんだよね。」と嘘をつきました。

「人付き合いなら仕方ねぇな」

 

2年も付き合って居たから、どう言えば引いてくれるか把握していました。

そう言えば、これだけ長く付き合って、嘘をつくは初めてかもしれない。
男友達と2人で遊んだ時だって何でもかんでバカ正直に話してきた関係だったので。

そう思うと少し彼に悪いような気がしました。

 

 

 

先輩の反応

この先輩にだったら変な噂を流すような人じゃないし、話してみよう。

「他に、好きな人が、できたかもしれなくて…」

「え!?」

「今までみたいに男友達と悪ふざけしちゃったーみたいな軽いやつだったら良かったんですけど…」

↑普通は良くない

「本当に好きになっちゃったかもしれないんだ?」

「たぶん…てか、かっこいいなーとは思うけど、まだ好きとか分からないです。一緒にいて楽しいんですけど。」

「本当に結婚する彼氏が揺らいで見えるくらい好き?
もしかしたら、一瞬の迷いかもしれないよ。
結論は急がずに、彼氏とは付き合っておいて、もう一方の人とは様子を見てみたら?」

「じゃあ彼氏と別れたりもせず、気になる人とはデートしてって感じで、
とりあえず両方キープしとくって事ですか?」

「言い方は悪いけど、まあそうだね」

 

先輩の言う通り、今はその人と知り合ったばかりだから気持ちだけが盛り上がっているだけで、

時間が経てば彼氏のところに帰りたくなるかもしれない。

こんな私が、一応2年も付き合ってたわけだし、もう少し悩んでみようかな。

遠距離でなかなか会えないから気持ちが離れているだけで、会えばまた好きな気持ちが戻るかもしれないし。

 

お家デート

その日の夜、例の彼からいつものようにLINEがありました。

「今日の晩御飯ー。」

オシャレな容器に盛られた美味しそうなカレーの写真。

「え、これ〇〇さんが作ったんですか?」
「そうだよ。料理するとリフレッシュになるよね」

ならねーよ。

女子力高えよ。

「すご!!私も食べたいです!!」

「そのうち作ってあげるね!次の休みいつ?」

そうやって、次のデートは彼のお家で行うことに。

あ、そっか。
この人の部屋に行くってことは、そういうことか。

でも、まぁいいか。

彼氏のことなんてスッカリ忘れて、次のデートが楽しみで仕方なかった。

デート当日。

彼の部屋はセンスの良いシックなインテリアに囲まれて、いかにも「独身男性でいることを堪能してます」という感じだった。

彼が料理を準備してくれている時も、カレーを食べている時も、彼氏から来るLINE。

「返事しなくていいの?」
「大丈夫です。」
「彼氏?だよね。今名前みちゃった」
「せっかく〇〇さんの家でご馳走になってるんだから、今日は2人だけで楽しみましょ!」

 

 

その後はお酒を飲んで2人とも酔っ払った頃。

「部屋着あったら持ってきてって言ったけど、ないなら貸すよ?」

「あ、大丈夫です!
まさか箱根にいる間に男性の部屋にお邪魔するなんて思ってもなかったんで、全然可愛いやつとかじゃないんですけど…」

といいつつ、しっかり男目線を考えた服を持ってきた(つもりの)私。

白いモコモコのカーディガンに、下はキャミソール。
下は本当に可愛いのがなかったので、バックパッカー時代に買ったイカツイ柄の緩めの長ズボン。(涙)

着替えて化粧を落として彼の元に戻ると、

「おお!」

今絶対ズボン見たよね?
引いたよね??
あー失敗した…

「めっちゃいいじゃん!スッピンも全然変わらないし!!」

まぁもともとメイク薄いからね。
メザイクもしてないし。

 

 

ぶっちゃけ

「もう少し飲もうか?」

彼はお酒に弱いのか、すでに顔が赤くなっていました。
それに、さっきに比べて座る距離も近い。

 

「○○さん、結構酔っ払ってるでしょ?」

 

「・・・」

あまりにもジーッと見つめてくるので、さすがに照れる。

 

「なんかめっちゃ見てくるじゃないですか!笑

私ってスッピン変わらないんでしょ?別にそんなに見なくてよくないですか?(焦)」

「うるさい」

そう言って無理矢理キスをしてきました。

 

やばい。この雰囲気は、良くない。

 

「抱きしめていい?」

「まぁ、そのくらいだったら」

 

よし、と言ってぎゅーっと力強く抱きしめられて正直身体が痛かった。

こんなに男性に強く抱きしめられたのは多分初めてだし、

「いつ放してくれるの?」って思うくらい長い時間のように感じた。

 

「はぁ、みあちゃんのサイズ感、本当にちょうどいいんだよなぁ」

 

そりゃどーも。

 

「笑

 

〇〇さんって女慣れしてそう笑」

「なんで!?」

「だってホテルマンでかっこいいし、出会い多そうだし、こんな風に私みたいな女捕まえちゃってるんじゃないですか?笑」

「出会いなんて全然ないし、あんな閉鎖的な人間関係の職場で変なことできないよー。
年の割に少ないくらいだと思うよ、俺」

「じゃあ付き合った人数は?」

「いやいや、普通だよ普通!
みあちゃんはどうなの?経験人数多いんじゃないの?」

「いや、付き合った人数は言えても経験人数は絶対言えない!!」

これは、死んでも言いたくない。

なぜって、付き合った人数=経験人数ではない上に、ギャップが酷すぎる。

しかも、デートしてきた男の数は多いくせに、あっちの経験は異常に少ないのだ。

オッサンとパパ活してた頃は手も握らせなかったし、
外国人と付き合って一緒に旅行した時は生理でできなかった。

ちゃんと好きになって付き合った学生時代の男の子たちは、皆童貞で草食系ばっかだったから、結局したくても最後までできなかった。

自称モテ女(?)を気取って、周りの人に散々恋愛レクチャーとかして、自分のブログに「略奪される女の特徴」とか書いてるくせに、、、!!!

これは自分とってコンプレックスである。

機会がなかったわけじゃないんだけど、むしろ機会「だけ」は多かったんだけど…。

「えー教えろよー」

「じゃぁ、〇〇さんが教えてくれたらいいでs(ry 「△人(即答)」

「ちょ」

「はい、教えて♡」

クッソ可愛い笑顔向けてきた。何やねんこの人。

「命令だ。早く教えなさい」

「上司かよ。」(上司だ)

「引かないって約束してくださいよ?

私、今の彼氏が初めてだったんです」

「まーーーーぢぃいで!??ってことは…」

「22歳で初めてでした…。
今どきやばいですよね?(焦)
別に大切に守ってきたわけじゃないし、普通に付き合ってた人もいたけど……なんか、こうなっちゃって。」

あれ、この人目輝いてない?
男ってそーゆーもん?

「全っっっっ然気にすることじゃない!!むしろ『良』!!!!」

正直、ここの部屋に来るのも不安だったんだよね。
恋愛偏差値高そうってイメージ持たれてそうだったし、アッチも上手そうって思われても、絶対ご期待に添えないので。

「そりゃあ、余計彼氏さんもみあちゃんのこと大切にするよなぁ…」

ドキッとした。

なんで私は過剰に反応してるんだ。

そうだ、私から彼氏の名前を出したんだ。

別に彼氏とのことや経験人数なんて嘘つけば良かったのに、なんでバカ正直に言ってしまったんだろう。

「やっぱそういうもんですか?」

「そりゃぁ。俺も彼氏さんと同世代の男として、気持ち分かるし。
君みたいな若くて素敵な子が、年の離れた自分を選んでくれたら、そりゃ男としてはすごい嬉しいよ。」

 

目が合わせられなかった。

 

私がこうやって「浮気相手」と過ごしている間、彼氏は今どんな気持ちでいるんだろう。

 

 

「ごめんね、気を遣わせたよね。

でも、俺、君が思ってるほど酔っ払ってないし、君への気持ちは確かだから。

君が箱根を離れたら、きっと俺のことなんて忘れて幸せに暮らすんだよ、きっと。

でも、俺はそれでも構わないから」

 

「どうなんだろう。正直まだ分からないけど、○○さんといる時間もすごく好きだよ。」

 

「今日はもう寝るかあー!」

 

 

彼は気を遣ってくれて、別々の場所で寝ました。

結局、彼氏へのLINEは返していない。

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ABOUTこの記事をかいた人

1993年タイ生まれ千葉育ちのブロガー、webデザイナー。 バックパッカーとして法政大学法学部在籍中に25ヶ国訪問。 卒業後は大手ディベロッパー企業に就職するが半年で退職し、日本周遊。その後は福島や箱根のホテルで働き再び海外へ(現在32ヶ国)。 20歳の時に50歳からプロポーズされたのを機に自称モテ人生が始まる。 22歳で17歳年上のアラフォー男性と婚約するも、11歳年上の男性に走り婚約解消する。 得意分野は「旅」と「年の差恋愛」。