セクハラ副支配人をバイト女が成敗した話

はじめに

 

皆さん、こんにちは!

 今回も、私が実際リゾートバイト(以下リゾバ)で経験した【本当にあった怖い話~職場編~】をご紹介します。

 

前回は痴漢ドライバーについて書きましたが、今回は同じ職場の女の敵について書きます。

 

 

 

セクハラ副支配人

 

その人はホテルの副支配人で、50代の男性社員でした。

私の職場ではバイトの世話役であり新人の指導係。

 

ここの職場では、私たちは着任されたらフロント、ベル、売店、クローク、スキーレンタルのいずれかの職種に振り分けられました。

(私は売店希望でしたが、フロントやベルも兼任していました)

 

もちろん、予め派遣会社に自分の希望の職種を伝えてあるので、初めは自分の希望したところに配属になるのですが、現場の社員が「この子はこっちの方が向いている」と思ったら本人に相談した上で変わる場合もあります。

 

その振り分けやシフト作成など、バイトの管理に関わることはほとんど副支配人の仕事でした。

ただ、本人の適正云々というよりは、若い女の子やお気に入りの女の子は自分の身近に置いたり、自分と出勤日が被るようなシフトを作っていました。

 

副支配人と2人きりになることも多く、「彼氏はいるの?」など不必要な質問をしてきたり、「制服大きいんじゃない?」と腕や肩、背中を触ってきたり。

 

私だけに限らず、職場の若い女性スタッフは皆その人に悩まされていました。

不必要なボディタッチ、話しかけてくる時の異常な顔の近さ。

 

同じ日に休みになるようにシフトを作り、LINEで「一緒に観光しようよ」と誘われることもありました。もし断ったら、「この日は帰省するから休みにしてほしい」とシフト申請を出しても却下されることもあったそうです。

 

 

若い女性スタッフだけでなく、職場のお局さんたちもその副支配人を毛嫌いしていました。

仕事を押し付けられたり、ミスを人のせいにしたり。

(「お局さん」と言っても憎む相手が一緒なので、むしろ相談に乗ってくれたり何かあればかばってくれたりと私たちにとっては強い味方でした。)

 

多くの味方がいたおかげで、セクハラされていたとは言え、当初はそこまで深刻に考えていませんでした。

副支配人に何かされても、その日のうちに仲間内で愚痴ってストレス発散すれば、私の中で解決していましたので。

 

 

しかし、決定的なことが起こったのです。

 

 

 

生理のことを聞いてきた

 

それは任期満了が近づいてきたある日のこと。

仲間の一人が朝から生理痛で酷く苦しんでいました。

立っているのも辛そうな状態だったので、結局その子は早退して寮に帰って安静にしてもらうことに。

現場にいたのは、早退したその子以外に、私ともう一人の女の子の2人だけ。

人手が足りなくなったので、支配人から「副支配人が手が空いてるから連れて来させるよ」と言われ、何となく嫌な予感がしたんです。

その後、すぐに騒ぎを聞きつけた副支配人がやってきて「女の子は大変だね~」とニヤニヤして話しかけてきました。

 

「生理ってどんな感じなの?」

「血が足りなくなって貧血になるの?レバーとか鉄分豊富なものを買ってきてあげようかな~」

 

ものすごい勢いで鳥肌が立ちました。

その場は愛想笑いして流しましたが、さすがにこれはタブーな話題ではないでしょうか…?

 

何が言いたいの?

私たちの反応を楽しんでいるの?

 

さすがに今のは立派なセクハラ発言。

私たちは翌日お局さんのもとへ相談しに行きました。

 

 

 

セクハラ支配人を退治しよう!

 

「今まで多くのリゾバの子が被害に遭っていたけど、皆短期バイトでしょ?任期満了すれば解放されるからって我慢して誰にも相談せずに何も手を打ってこなかったの」

 

「だからこれまで野放しになってきたし、セクハラのことを支配人や本社の人も知らないはず。知ったとしても、支配人は副支配人と仲がいいから、ちゃんと処分してくれるか分からない」

 

そのホテルで働いているお局さんが、頭を抱えながらそう言っていました。

 

 

確かに我慢すればいいかもしれない。

でもそれでは何も解決しない。

 

私はもうすぐで任期が終わるからいいけど、私がいなくなった後も残る子たちや、次から派遣される人たちも同じ目に遭うんじゃないの?

私は、確実に相手をこらしめる手を考えました。

 

そこで重要なことは「証拠」です。

 

・セクハラの内容

・された日にちと時間

・その時の状況や経緯

・それを証明してくれそうな人

 

 

以上のことをメモにまとめて、まずは派遣会社の担当者に電話で話をしました。

 

すると担当者がホテルの人事に話を通してくれることに。

しかし、人事にはどういったセクハラをされたのか詳細は伝えられず「不愉快な思いをしたスタッフがいる」と、漠然とした事を報告されただけのようで、副支配人には軽い注意だけで終わってしまいました。

 

それに、人事の担当者も自分より地位が高くて年上の副支配人には強く言えなかったのでしょう。

 

副支配人は悪びれる素振りもなくまだ私たちの隣で働いていましたし、状況は何も変わっていません。

相変わらずセクハラは続いていました。

 

 

そこで、支配人よりも上の「統括」という偉い人に思い切って話しかけてみることに。

 

「副支配人のセクハラについてご存知ですか?

私、こちらのホテルの本社に連絡しようと思います。

多くの女の子が迷惑な思いをしてきたのに、上の人間が何も知らないなんて、問題ですよね?」

 

 

 

副支配人への処罰

 

統括に訴えるとすぐその場で私、統括、支配人、人事課長の4者面談を行うことになりました。

 

自分がされてきたことを話した上で、

・他にも被害に遭っている子がいるので、ここの女性スタッフ全員から話を聞くこと。

・私がいなくなった後も残る子たちが二度と同じ目に遭わないように対処すると約束すること。

・副支配人には誓約書を書かせて、次また同じことをしたら法的な処罰をすること。

以上を伝えました。

 

面談のあとは人事課長や支配人を中心とし、ボイスレコーダーに記録しながら被害を受けた女の子やお局さんはの事情聴取が行われることに。

その事をお局さんや仲間に伝えると、「待ってました!!」と言わんばかりに副支配人から送られてきたセクハラ発言が書かれたLINEのスクショや、過去にされてきた事を必死に思い出して張り切っていました。笑

 

私の訴えだけでは揉み消されてしまう可能性もあったので、

多くの仲間たちが事情聴取に協力してくれたのは本当にありがたかったです。

(私だけの被害だと、揉み消されてしまうかもしれなかったので)

 

そして本社に事情聴取で集めた情報を伝え、数日後にはエリアマネージャーや本社の方が監査に訪れました。

私は、この時点で任期満了を迎えてしまったので、私が直接関与したのはここまでです。

 

ちなみに、副支配人は確かな処分が下るまでは「なるべく女性スタッフと同じ職場にいないように」と離れた場所で仕事をしていましたし、たまたま出くわしても直接関わることはなくなったので、訴えてから任期満了までは誰も被害に遭うことはありませんでした。

私が地元に戻ったあと、仲間からのLINEや派遣会社からの連絡で副支配人の様子や処罰が伝えりました。

 

 

・副支配人は超厳重処分を受け、誓約書も書いたこと。

・ 他のホテルに左遷されたり、部署を異動になるほどの罰にはならなかったこと。

・セクハラ行為はほどほどになり、女性スタッフにはなるべく関わらない場所での仕事をさせて最低限の接触になったこと。

 

 

セクハラ程度では重い処分にはならないのか、満足いく結果にはなりませんでしたが、バイトの身ではこれ以上の行動は取れません。

ですができる限りの行動はしたつもりです。

 

半年間もお世話になった職場を引っ掻き回してから退職したことは申し訳なく思っていますが、お局さんからはヒーロー扱いされ、私が職場を離れた後も女の子たちから「ありがとう」とLINEが来たので、めでたしめでたしだったのかなってことで。笑

 

私の経験談は以上です。

 

 

最後に

 

セクハラは、男女限らず被害に遭う可能性のある身近な問題です。

 

大切なのは、被害者が「被害を受けた!」と思った時点でセクハラは成立しているということです。

 

 

「こんなことで先輩や派遣会社に相談していいのかな?」

「任期が終わるまでの期間が気まずい」

「我慢さえすれば・・・」

 

なんて思ってはいけません。

行動しなければ何も変わらないし、悪化する可能性だってあります。

 

 

重要なのは、確かな証拠と証人を集めることです。

 

・セクハラの内容

・された日にちと時間

・その時の状況や経緯

・それを証明してくれそうな人

 

私の場合は、同じ被害に遭っている子が他にもいたことと、相談に乗ってくれた強力なお局さんがいたおかげで今回のような大胆な行動ができたのだと思います。

 

私には当時、労働基準監督署で働いている彼氏がいました。

はじめはセクハラについて彼氏に相談すべきな悩みましたが、話してみると真摯に相談に乗ってくれました。

確かな行動が取れたのは専門家である彼がいてくれたおかげだと思います。

 

仲間や彼がいなかったら、私は泣き寝入りしていました。

 

 

もし、少しでも悩んでいて、相談できる人が身近にいなかったら、然るべき所に電話してください。

派遣会社の担当者でも、ホテルの本社の「セクハラ相談室」でも。

 

「苦しんでいる従業員がいる」と分かった時点で、まともな会社なら何らかの手は打ってくれるはずです。

 

何もしてくれなかったら、それは問題のある会社です。あなたの貴重な時間を削って尽くすほどの価値はありません。

さっさとトンズラしましょう。

バックレてしまいましょう。

自分のために逃げることも時には必要です。

 

では、長くなりましたが今回はここまでです!

 

さようなら!



 

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ABOUTこの記事をかいた人

1993年タイ生まれ千葉育ちのブロガー、webデザイナー。 バックパッカーとして法政大学法学部在籍中に25ヶ国訪問。 卒業後は大手ディベロッパー企業に就職するが半年で退職し、日本周遊。その後は福島や箱根のホテルで働き再び海外へ(現在32ヶ国)。 20歳の時に50歳からプロポーズされたのを機に自称モテ人生が始まる。 22歳で17歳年上のアラフォー男性と婚約するも、11歳年上の男性に走り婚約解消する。 得意分野は「旅」と「年の差恋愛」。